FC東京が現時点で修正できることは何か。

FC東京

こんにちは未熟な戦術家です。

久しぶりの記事投稿です。シーズン開始直後はあれだけやるやる言っておいて結局上げたのは2記事というなんともお粗末な状態ですがXで皆さんとお話しするのが楽しすぎたせいかもしれません(笑)

冗談はいったんここまでにしまして、ある日Xをいつも通りやっていましたら相互フォローのbalalala!!さんからこのようなお話が来ました。

これは一部分の切り抜きなので、要約すると”補強やフォーメーション変更などのコスト面や表現するうえで現実的ではないことではなく、既存のシステムのままどのように改善すればFC東京は強くなりますか?“というお話。

確かに自分は日々絵空事をフォロワーの皆様とお話ししていたので、あまりこのような話はしたことがなかったと思い今回記事にしようと思いました。

この後すぐ内容に入りますが、FC東京はこのシーズンを通して4-2-3-1のフォーメーションで戦ってきました。なのでこのフォーメーションの形や既存のものを変えないまま、強かった試合(国立二試合、新潟京都北海道)と惨敗してしまった試合(川崎名古屋G大阪)では何が違ったのか、どう変わるべきなのかを考えていきたいなと思っています。

問題は攻撃のスタイルにありか。

まず、今年のFC東京の特徴として最も注目するべき部分は得点力です。今シーズンのゴール数は26ゴール現状では2位に位置しており、ガンバ大阪戦前までは1位でした。

一方で失点数は高く25失点をしています。

この状況を作り出しているのはFC東京が今やっている”ハイライン“を引く戦術による結果です。

皆さんはハイラインを扱う戦術として何を思い浮かべるでしょうか。

教科書的に考えればイングランド・プレミアリーグのグアルディオラ率いるマンチェスターシティの敵陣で保持をしてボールを回し攻撃をする戦術や退任は致しましたが同じくイングランド・プレミアリーグでリヴァプールを率いたクロップのゲーゲンプレス、はたまた今のFC東京の監督(クラモフスキー)が横浜F・マリノス時代でコーチをやっていた時に監督だったポステコグルーのものでしょうか。

いろいろあると思いますが、FC東京がやる戦術で一番近しいのはポステコグルーものかなと思います。(そりゃそうなんですけどね。)

  • 偽SBを扱うこと
  • ハイプレスを行うこと
  • ハイリスクハイリターンであること

上記は簡潔に言ったポステコグルーの戦術の概要ですが、まあFC東京と同じですね。(もっと深堀すると選手の個性や度重なる失点で少しずつ原型から離れて行ってしまっています。なので今のFC東京を見るとそうじゃないんじゃないと思う方も多いと思いますができていたことができなくなってしまったことにフォーカスをしているので悪しからず)

そして、失点面を抑えるには補強、特に被カウンター時に後ろにできた広大なスペースをカバーできる足の速いCBが必須ということになります。加えて、ボールを持った時にしっかりと捌いてボールを失ったりカウンターに弱いわけですからカウンターの起点になる選手を除く作業が必要となります。

なので、今回は一切守備(CBのあたり)については語りません。現存戦力で考えこの戦術を使うならば改善点は補強しかないからです。僕がこれから話すのはそのうえでこの戦術を使いどうやって勝つかです。

ではさっそく、何が問題かという僕が考察した中では①ハイラインを引いているのにもかかわらず相手に保持されている時間が長いこと ②強度や球際の強さに著しくムラがあること、この2つはできていた試合があったができなくなってしまった。ここを整理できるのであれは現状がある程度改善するのではないかなと、極論をいうと選手自身にフォーカスを当てたメンタルを含む戦術の部分です。

①ハイラインを引いているのにもかかわらず相手に保持されている時間が長いこと

この部分どういうことかというと、②にも関係がありますが先に言いますとボールを持つチーム(直近ではガンバ大阪やサガン鳥栖)に対してボールを保持されハイラインを保てず押し込まれ失点やチャンスが作りにくい状況を自分たちで生み出してしまったことです。逆にG大坂戦や町田戦では負けてしまいましたが保持できる展開(ハイラインを引ける展開)になったとたんチャンスを生み出せていましたよね。

そして、お約束のカウンターを(フィードやグラウンダー質のスルーパスで)食らい、失点。何度も見た光景ですね。

なので、改善するとしたら中盤選手がより強く相手選手に当たりボールを奪取する。CBより1列前の守備強度の増加が主になりこれが攻守一体の問題解決策になります。なので問題の本質としたらトップ下含めた中盤の抑制力のムラなのではないかという風につながるわけです。

これはデータとしても出ていて自分の過去ツイですみませんが

国立浦和戦とガンバ大阪戦でパス回しのデータがここまで違います。このことからも中央を介してのボール回しビルドアップができないもしくは封じられてしまっていたことになります。

そしてFC東京の相手陣地での綺麗なボール保持はこの試合から徐々にできなくなっていくのです。

②強度や球際の強さに著しくムラがある

①で中盤がうまくやれていない話をしました。では、単純にFC東京の球際の強さ、特にスタメンを張っている高と小柏の能力がどれくらい差があったかというとこれも自分の過去ツイですみませんが

鹿島 高6小泉10 G大 高3小泉1

と大きく違うのがわかりました。浦和戦では小泉はこぼれ球の奪取が0でしたがその代わりにエンリケが7と高値を出しているのでエンリケが代わりにボールを奪えていたんだなという印象です。

そしてこの傾向は名古屋グランパス戦(カシーフと長友は5回奪取で来ているがこぼれ球を起こした時のファーストコンタクトはこの二人ではないのでしているのでここでは省く。)、そして勝ててはいるもののハイラインを引いていなかった新潟札幌戦でみられ、京都戦では比較的中盤を支配しつつ攻撃で来ていたため高の奪取回数は多かったです。

この球際のボール奪取をできなくなってしまっている現象は何でしょうか。

それぞれ選手の位置取りにも問題があるのかもしれませんが、今回試しにAIを活用させてもらいました。(し、調べるのがめんどくさかったわけじゃないんだからねっ!)

では、こぼれ球を拾う確率を向上させるには何が重要なのでしょうか。

  1. ポジショニングとコンパクトなチーム全体の動き:
    • ディフェンスラインを押し上げ、空いたスペースを極力なくすことで、こぼれ球を拾いやすくする。
    • ボランチなどの中盤の選手は、相手・味方の攻撃問わず、ロングボールやセンタリングからのこぼれ球を拾う確率が高い位置にいること。
  2. 味方選手の特徴を活用する:
    • プレスのうまい選手が寄せてきた場合、抜かれることはないならば、どこかにパスをするはず、そのミスパスを狙う。
    • 空中戦に強いディフェンダーがいる場合、ヘディングが強い選手がいるなら、ディフェンスラインから少し離れた場所に位置して、こぼれ球近くにポジショニングする。ヘディングが弱い場合はその逆。
  3. 確率を上げるために試みる:
    • 確率を上げるだけで、絶対にこぼれ球をとれる保証はないが、少しでもピンチを防ぎ、チャンスの回数を増やす意味では試してみる価値がある。

とのこと。これを考えるこぼれ球奪取回数が減ってしまたのは”ローラインにしてしまっている展開が増えたことが1番の要因”かもしれません。そして、ハイラインを整えることロングボールやミスキック等のどちらかにボールになる状況で相手にはじかれたとしてもある程度の位置を予測することが奪える位置にいて奪うこと。(この部分は彼らなら必ずできますし、まずはハイラインを維持することと確立を上がるため全員でプレスすること)

以上を徹底したい。

まとめ

→①と②の話を合わせると、FC東京はまず

相手に保持されている状況でずるずる下がってローラインになってしまう展開ではなく、自分たちで相手の陣地でボールを持つ意識を持つこと。

相手に奪われたら積極的に全員でプレスとラインを切る動きをして、ボールを奪取これをチーム全体でやり走っていない選手がいない状況を作ること。

常にプレスをかける必要はないが、全員での献身も含めて重要でクラモフスキー監督の手腕一つで変われる部分はすごく大きいと思います。

そしてFC東京は選手7人が日本代表として出場します。この大きく人数が失われる状況でFC東京の底力を見せないといけません。期待したいですね。

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