ついに明日(2023/5/12)に迫る、国立競技場開催VS川崎フロンターレ戦。直近5試合では全敗。近年で過去に勝利できたのは2020年ルヴァンカップの準決勝のみだろう。国立開催とはいえ、川崎フロンターレは「多摩川クラシコ」という名のダービー相手であり、ライバルである。そのため東京からの距離は近く、多くの川崎フロンターレサポが国立競技場には訪れる。
相手も勝つ気でいるだろう。なんせ、前述もした通りFC東京には過去5戦負けはない。負けたら恥ずかしいくらいの意気込みでくるだろう。しかし、そんなことはさせたくない。現に、筆記の血には青赤が流れており、川崎フロンターレなんぞ○○ほど嫌いだからだ。(英語でいうf〇ck you! hate you!である)。絶対に負けたくないので、筆者なりにどうすればフロンターレに勝てるか考えてみた。
この記事はFC東京の選手・監督には届くことはないだろうが、この記事を読んだFC東京サポーターは試合を見る際のポイントとしてどの部分に注目し試合を観戦すればいいのかの参考にしていただきたい。
川崎フロンターレ戦術
ここはさらっと紹介だけにします。
1.ハイプレス
FC東京が苦手としていますのでうまく回避したいですね。
2.ポケットを使う攻撃
3.細かい場所を使う高いパス回し能力
アルビレックス新潟戦のような守備を見せたい
4.GKからのロングパス
FC東京は裏抜けされやすいので気を付けたいところです
5.バイタルエリアを使用するロングシュート
シュートブロックは比較的得意なのではないでしょうか
FC東京過去の試合
↓2022 ホーム↓
↓アウェー↓
↓2021 ホーム↓
↓2021 アウェー↓
↓2020 ホーム↓
↓2020 アウェー↓
↓2019 ホーム↓
↓2019 アウェー↓
フォーメーション
今回の多摩川クラシコ。まず勝敗を分けるのは選手の配置。フォーメーションである。ここでのフォーメーションは単なる配置でしかなく、当日のフォーメーションを保証するものではないが一応FC東京はありそうなもの。川崎は前節のものを参考にした。

●マッチアップ
そして、この試合で最重要となる部分。マッチアップが7つある。

この赤丸の位置のマッチアップが非常に重要となってくる。
1.渡邊VS山根 & 仲川VS車屋
この部分のFC東京の両WGと川崎の両SBのバトルは得点に直結してくる。この話では、スタメンが上記の画像であることを元に解説していく。
川崎の両サイドバックは二名ともハイクラスである。一方は日本代表に選ばれている山根。そして、こちらも日本代表経験のある車屋である。この二名は攻撃力と守備力両方備わっている選手であるため、難敵となるのは間違えない。
しかし、FC東京側も下手な選手がいるわけではない。今最も脂にのっているといっても過言ではない渡邊凌磨選手と日本代表経験とJリーグでの得点王経験のある仲川輝人選手の両ウイングである。
なぜこの部分を重要とするかというと、サッカーの戦術の1要素である。質での優位性である。結局のところサッカーは遊戯王などのカードバトルと同じでその部分部分の局所であれば、強いほうが支配する。
このウイングの位置で勝つということは前線でのチャンスメイクを支配できるということである。チャンス回数が増えれば得点の匂いはどんどん強くなってくる。この両ウイングが圧勝で来ていたのはアルビレックス新潟が特にそうであった。両ウイングが勝っていたのでポジション率が相手が高くても勝つことができた。サイドに追い詰め垂れても相手を抜くことができる。SBとの1対1をはがしクロスを入れる。このような部分で、相手の優位に立っていきたい。
2.バングーナガンテVS家永 & 長友VSマルシーニョ
ここも上記で述べたことの逆である。相手にチャンスを作らせたくない。
左SBは、辛口な表現になってしまうがバングーナガンテ佳史扶選手と徳元選手どちらでもよい。家永を抑えるためにこの2選手は交代で出して疲労が出たりしてのミス等が無いようにしたい。確実に交代をしたい一枠である。
右SBは長友選手一択である。この選手はマルシーニョのディレイだけでいい。攻撃には一切加担する必要はない。とにかく経験でのディレイさえしてくれればよく、中央を固める形をいち早く作ることが目的であり、加えて守備のラインの調節や支持出しなどサイドから注意をして守備に統率を持たせる役割を持たしたい。
また、FC東京はCB間の距離が狭くパス回しに苦労する。しかも広がっても逆に両サイドバックの位置取りが近くビルドアップ時に事故を起こしやすいポジショニングをしているため、ボール保持時はウイングバックのような位置取りをしてもらいたい。
あとはブラボー。選手のメンタル面である。
3.安部 VS シミッチ
ここ、この試合の勝敗を決定づける1番の場所である。
川崎の心臓であるアンカー。FC東京の心臓であるトップ下。この勝負必ず勝ちたい。この位置支配されるとずっと川崎のペースになる。ジョア・シミッチは手ごわいかつアルベルが欲したアンカーである。早い話4-3-3を行う上で最適なアンカーである。この補強勝負を川崎に負けている時点でアルベルの4-3-3フォーメーションは9割詰んでいる。それほど重要な選手だ。
ジョアンシミッチのパス集でも見てどんな選手なのか確認してほしい。
左利きの選手で中央、左サイドへのパスが多い。これも長友選手を右サイドに起用させてディレイだけやってほしい理由である。おそらく、川崎はアンカーにつけたボールは左、または中央にボールを供給する。ここを安部選手には狩場又は自由にさせないためマンマークでプレスをかけてほしい。絶対に自由にさせてはいけないし、前を向かしてパスを出させてはいけない。
4.2ボランチ VS IH
この2ボランチとIHの位置も多摩川クラシコを制するのにアンカー・トップ下対決の次に重要である。
川崎フロンターレのツイート(STATS LEADERS)にある通り瀬古は厄介なプレーヤーです。こぼれ球の奪取。この数値が本当に脅威。これに対して小泉選手を当てることで、球際を強く。シュートを打たれた後に相手ボールにさせたくない。波状攻撃をさせてはいけないということです。脇坂のところも同じ、東選手で激しくボールを奪いに行きたい。
逆に、こちらの攻撃の時は反対にこぼれ球のボール奪取をこの2選手で行い波状攻撃をかけたい。この対決を支配したほうがより多くの攻撃をできる。
フォーメーションにおけるマッチアップの重要な部分は以上である。次には戦術的な話に行きたい。
アンカー潰し
FC東京側は、何が何でもアンカーを使えなくし機能不全に陥れなくてはならない。
そこでFC東京は4-2-4(0トップ型)で挑みたい。

この0トップの目的はなにがなんでもアンカーの“封じ込め”である。ジョアンシミッチを2枚でみることにより、パスを出させない。出されたら奪う形を作る。
この時は、非情だが強度も確実に激しくいかなくてはいけない。IHにも2ボランチがぴったりつき、ウイングも自由にさせたくない。CBがボールを持ったら片方がプレスしながら片方はアンカーをマークするもの良い。
一番わかりやすいディエゴ・安部の動きはトーマス・ミュラーの動き↓
苦しくなって、ロングになったら1対1の空中戦は確実に勝ち、中央にボールを落とす。この時には中央は川崎3枚に対し、FC東京は4枚。中盤も人数有利を駆使し、こちらのペースにもってきたい。そこからは、ウイングに渡し祈る。

中央有利の図
ウイングが勝てたら、中央に走り込みヘディングかマイナスクロスに合わせる。この時意識するのはジョアン・シミッチの前に体を置きカットされにくくすることだ。この形を執拗に狙っていきたい。
ウイングが奪われたら、奪われたサイドに近いディエゴ選手か安部選手がプレスをかけに行く。片方はジョアンシミッチをマンマーク。絶対に経由させたくない。
また、中央が有利な状態でこちらのボール保持時にCBが詰めてきたらそこは大きなスポットとなる。ここにウイングが詰めていき、パスを狙う。詰めてこなければどんどんミドルを狙っていきたい。これはもう枠内に飛んでも飛ばなくてもいい、打てるだけ打つ。こうして、相手のCBが危機感を持ってくれるだけでいい。
この0トップは、相手のCBに迷いを生じさせるだけでも十分効果的である。ディエゴ・オリベイラ選手という絶対的FWをフリーにさせておく不安を相手に与えたい。また、十分に相手のバイタルエリアを使いシュートチャンスを最大限に作ることを目的としている。
4-3-3のアンカーの脇。この弱点部分を最大限に生かすためにも、4-2-4(0トップ)が最適である。
川崎フロンターレの偽SBのうわさと対策
川崎フロンターレが偽SB(2-3-5の形)をやっているとうわさがありましたが本当です。
偽サイドバックとは4-3-3において、サイドバックをアンカーの横に配置して2-3-5のフォーメーションを造ることにより非カウンター時の対策にすることである。
本来4-3-3は被カウンターの時、中央には3枚しかおらず仮にIHが上がっている場合だと中盤のフィルターとなるアンカーが1枚しかなくもろい状態であるが、SBをアンカーの横に置くことで中盤に厚みをつけカウンターを受けたとき簡単に突破し辛くするとともに、ボールポゼッション時には中央へのパスルートを増やすことができビルドアップがより簡単になる。
しかし、弱点がないわけではなくCBの横の空いているスポットを使っていきたい。このためには、香車(将棋)型の縦に早いWGを使用するのが有効。
そういう選手いるじゃないですか(ニヤリ)
俵積田選手・アダイウトン選手を起用したいですね。この場合だけは渡邊選手より適任な気がしますのでこの2選手を押していきたい。
しかし、中央の枚数が多くなり先ほどのアンカー潰しが利かなくなる。
3-4-3。名古屋グランパス戦で試してました。それの起用がいいのではないでしょうか。
中央のジョアンシミッチにはディエゴ・オリベイラ選手をつけて2ボランチの一人がCBの中央に落ちる。ウイングはそのまま高い位置を都立つけて、偽SBに小泉選手安部選手をつける。特に中央のアンカーと偽SBは機能不全に陥れたいところ。

イメージ図です。わかりやすく誇張されています。
一応、この3-4-3は最初の4-2-3-1からの可変を考えての配置なので違和感はあるかもしれません。
内容が薄っぺらいかと思いますがここまで読んでいただきありがとうございます。
フロンターレぶっ潰します。
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